スタイリッシュなロゴマークにしたいという考えから、グラデーションを取り入れようと考えている人もいるかもしれません。グラデーションは上手に使うと効果的な一方で、取り入れ方に失敗すると印象が悪いロゴマークになってしまいます。

実際にグラデーションのロゴマークにしたい場合のポイントを押さえて、完成度の高いロゴマークを作りましょう。

ネクタイをモチーフにしたロゴマークの使い方

見やすさを重視すること

ロゴマークをグラデーションにしたいという場合の注意点は、見やすさを重視することです。ロゴマークを目立たせるために、グラデーションで複数のカラーを取り入れたいと考える人もいます。

しかし複数のカラーを取り入れて色鮮やかなものにすると、複雑でわかりにくいものになる可能性があります。ロゴマークにとって大切なのは、一目見てどのようなものか理解できることです。複雑なカラーは一目見てわかりにくくなってしまうので注意しましょう。

わかりやすいロゴマークのためには、グラデーション取り入れるなら単色を選ぶことが大切です。同じ色合いを少しずつ変化させていくグラデーションは、複数の色を使ったものよりも見やすくなります。実際にロゴマークを活用する際、紙媒体だけではなく看板やオリジナルグッズへの加工などさまざまな場面で使われます。

単色のグラデーションなら、さまざまな媒体でロゴマークが使われる場合でも色の違いも含めてはっきり見やすくなります。色の違いがわかることで、デザインやカラーの違いによるロゴマークの効果を見た人に伝えやすくなります。

企業に合ったイメージにすること

見た目がおしゃれという理由だけでグラデーションのロゴマークにしたいなら避けましょう。おしゃれなどの目的だけでグラデーションにするなら、ロゴマークを作った意味がありません。ロゴマークというのは、企業にとって顔となる大切な存在です。

そのため企業にどのような印象を持ってほしいかという点を考慮したうえで、カラーを考えていく必要があります。実際にグラデーションのロゴマークを作成したい場合には、企業のイメージに合った系統の色を選びましょう。

業務内容などに合った色合いの中でグラデーションをするなら、企業のイメージに合ったロゴマークを作りやすくなります。まずは企業のイメージに合った色がどのようなものか考えたうえで、グラデーションが活用できるか考えていくのも1つの手です。

最初からグラデーションありきで考えるのではなく、全体の色合いを検討してから、取り入れられそうな場合のみ採用するというスタイルで考えていくことも必要です。

グラデーションでデザインの品質を高めよう!

ロゴマークの中にグラデーションを取り入れたいと考えているとき、どのような場所に採用するかもポイントの1つです。例えばロゴマーク全体で考えたとき、端っこの小さな部分だけグラデーションしても効果は期待できません。

限られた一部分のみのグラデーションは、色の変化が伝わりにくく、紙に印刷する際も細部のこだわりが再現されにくくなります。街中の大きな看板で使うだけなら、細部のこだわりも伝わることもあるでしょう。しかしロゴマークは街中の大きな看板だけではなく、企業が使う封筒やノベルティグッズなどさまざまな場面で使用されます。

使う場所が異なっても、カラーが再現しやすいように工夫することが大切です。では効果的にロゴマークでグラデーションを使うためには、どのような点に注意したらいいのでしょうか。ポイントの1つが、デザインの品質を高めるために微妙なグラデーションを取り入れることです。

微妙な色合いの変化だけで、ロゴマークの印象を変えることは可能です。視覚効果を考えたうえで、上手にグラデーションを取り入れられるように考えていきましょう。

よく考えられたグラデーションとは?

ロゴマークは何年も企業の顔として利用する可能性があるものなので、適当なものではなくプロフェッショナルなデザインを目指すことも必要です。洗練されたものを作成したいなら、企業内で決めるのではなく、プロのデザイナーに依頼してプロフェッショナルなものを作成してもるのも1つの手です。

ではプロフェッショナルな仕事でグラデーションを取り入れると、どのような違いがあるのでしょうか。例えば、強調したい箇所に合わせたグラデーションを取り入れられるという点があげられます。グラデーションで色味を微妙に変えることで、ロゴマークの中で強調したい部位を目立たせることも可能です。

また明るい光が指し込む印象のロゴマークの場合には、光の指す方向から計算してデザインをするのがプロの仕事です。さらにプロに依頼すると、企業の理念やコンセプトなどに合ったグラデーションを取り入れてもらえるケースもあります。

グラデーションは取り入れ方に失敗するとイメージが悪くなることもあるので、プロフェッショナルな仕事に任せて効果的に取り入れられるようにしましょう。

印刷のことも含めて考えることが大切

完成したロゴマークは、どのような場面で使われるのでしょうか。白い紙の上ではきれいなデザインに見えるグラデーションを取り入れたロゴマークでも、茶封筒に印刷されたら印象が悪くなるかもしれません。また街中で大きな看板にロゴマークが採用されたとき、紙のうえでの印象と大きく異なることもあります。

ロゴマークは白い紙の上だけではなく、茶封筒や街の看板、企業のノベルティグッズなどさまざまな場面で使われます。実際に印刷されたときのことを考えて、どのような形でグラデーションを取り入れると効果的か考えていくようにしましょう。

ロゴマークの作成の前に、具体的にどのような場面で活用するのかある程度考えておくことも大切です。使用場面がわかっていれば、主な使用場所で一番見やすいロゴマークを作成しやすくなります。また依頼する場合には、ロゴマークの使用例も含めてデザイナーに伝えましょう。

使用例がわかっていれば、使う場面に合わせたグラデーションのロゴマークを作成してもらいやすくなります。

ロゴマークを依頼する際のポイントとは?

効果的にグラデーションを取り入れよう

グラデーションを取り入れたロゴマークは、良いデザインなら視覚的に人々の印象をよくする効果が期待できる可能性があります。しかしグラデーションの取り入れ方で失敗すると、イメージが悪くなるかもしれません。良い印象を持ってもらえるように、効果的な形でロゴマークにグラデーションを取り入れるコツを把握しておきましょう。