ロゴマークは企業の印象を変える可能性もある大切な存在です。適当なところに依頼してしまうと、企業のイメージが悪くなる可能性もあります。ではイメージに合った良いロゴマークを作成するためには、どのような点に注意して依頼したらいいのでしょうか。

依頼時のポイントを押さえて、より良いロゴマークを作成できるようにしましょう。

ネクタイをモチーフにしたロゴマークの使い方

最初に目的を考えよう

何となくロゴマークを作ろうと思っていませんか?作る目的が不明瞭な形でロゴマークを注文しても、良いロゴマークを作成してもらうのは難しくなります。まずはロゴマークを作る目的を決めることが最初の一歩です。お店の看板にしたい、企業のイメージをアップさせたいなどの目的別に適したロゴマークは異なるという点を理解して依頼の準備を進めていくことが大切です。

依頼時にはコンセプトを伝えること

企業のロゴマーク作成を依頼したいとき、業務内容だけ伝えるという場合もあるでしょう。しかし業務内容だけだと、業務内容には適したロゴマークでも、企業の理念やコンセプトと合わないものが完成する可能性があります。

企業にあったロゴマークを作成してほしいなら、依頼先に企業の理念やコンセプトをしっかりと伝えることが大切です。デザイナー側のヒアリングで理念やコンセプトを聞かれることもありますが、聞かれる前に自分たちの言葉で伝えることでイメージに合ったものを作成してもらいやすくなります。

ターゲット層を考えること

同じアパレル商品を扱っている企業でも、女性向けの商品を扱っているところもあれば、若者をターゲットにしてビジネスを展開している場合もあります。企業ごとにターゲット層は異なるので、ロゴマークを作成する場合にはターゲット層に合わせたものにすることが大切です。

そのためロゴマークの依頼をするときには、ターゲット層を伝えることが大切です。ターゲット層に合わせたロゴマークにすることで、ターゲット層から好印象を持たれやすいという点を押さえておきましょう。

どのようなロゴマークにしたいのか

ロゴマークといっても、複数の種類があります。シンボルとなる図形のみを使ったタイプもあれば、文字をロゴ化したようなタイプも見られます。シンボルとなる図形を作成する場合は、イメージとして記憶に残りやすくなります。

一方で文字をロゴ化するタイプなら、企業名を覚えてもらいやすいというメリットがあげられます。ロゴマークの種類ごとの特徴を押さえたうえで、どのような形式のものがいいか考えて依頼することが大切です。

作成目的と合わせて、相性の良いロゴマークを考えていくことがポイントの1つです。

どのような場面で使うのか

ロゴマークといっても、お店の看板で使う場合もあれば、パンフレットやホームページに掲載するのが主な使用場面という場合もあります。実際に完成したロゴマークを使う場所が異なれば、適したデザインや色にも違いが生まれます。

使用場所に合ったロゴマークを作成してもらうためにも、依頼する前に使用場所をしっかりと伝えるようにしましょう。このような場面で使うという点をしっかりと依頼時に説明することで、デザインナー側も使用場面に合ったロゴマークを考えやすくなります。

イメージに合ったデザイナーを選ぶこと

ロゴマークの作成を依頼するデザイナーによって、完成するロゴマークのデザインやカラーには大きな違いが見られます。そのためイメージに合ったものを作成してほしいなら、どのようなデザイナーに依頼するかが大きなポイントになります。

実際にデザイナーの実績や作成したロゴマークの情報を集めて、イメージに近い作品を多く作っている方に依頼しましょう。イメージが漠然としている場合であれば、一度話をしてみてやり取りから企業のイメージに合いそうなものを作ってくれそうな方を探すのも1つの手です。

予算をどのように考えていくのか

ロゴマークの作成を依頼する際、予算の問題を重視してデザイナーを選びたいという場合もあるでしょう。しかし予算だけでデザイナーを選んでしまうと、イメージの合わないものが完成する可能性もあります。

予算も大切ですが、まずはイメージを意識して依頼先を検討することが大切です。また安く抑えたいなら、デザイン事務所ではなくクラウドソーシングの仕組みを利用するという選択肢もあります。クラウドソーシングではデザイン事務所より安く依頼できる可能性があります。

ただしクラウドソーシングでも、イメージの合致するデザイナーを見つけるのが難しい場合があるので注意が必要です。

コミュニケーションを大切にすること

イメージに合ったロゴマークを作成してもらうために一番大切なことは、デザイナーとしっかりとコミュニケーションをとるということです。コミュニケーションが不十分だと、作成目的や企業のコンセプトが伝わらずにイメージと合わないものが納品される可能性もあります。

またイメージに合ったロゴマークを作成するために、手直しなどにも応じてもらえるかという点を事前に確認しておきましょう。手直しで追加料金が発生するのかという点も含めて、事前に確認しておくことが大切です。

ロゴマークは企業のイメージを左右する

ロゴマークの完成後に、実際に使って気に入らない点があっても、また作り直せばいいと考えている方もいるでしょう。しかし企業のロゴマークというのは、頻繁に何度も変えるべきものではありません。頻繁にロゴマークを変更すると、企業のイメージが固まらない可能性もあるので注意が必要です。

そのためロゴマークを作成するときは、長く使うことを考慮して決める必要があります。特に企業のロゴマークは、お店の看板やパンフレットなどさまざまな場面で使うものです。多くの場面で使うものなので、長く使ってよい印象を持たれやすいかという点を意識して依頼することが大切です。

長く使われるロゴマークとは?

長く使えるロゴマークの作成を依頼する場合、どのような点に注目したらいいのでしょうか。ポイントの1つとなるのが、長く使われているロゴマークには、シンプルなデザインのものが多いという点です。シンプルなデザインは流行に左右されないので、長く使いやすいという点を意識して依頼しましょう。

良いロゴマークを依頼するポイント

ロゴマークは作成目的が曖昧、コンセプトを十分に伝えられないなどのケースだと、良いものが完成しにくくなります。実際にロゴマークの作成を依頼するなら、デザイナーに必要なことを伝えて目的に合ったものを作ってもらえるようにしましょう。

使用場所やターゲット層などに合ったものを作成してもらうことで、長く使える良いロゴマークが完成しやすくなります。